


臨床消化器内科 Vol.33 No.11 2018
(6)外科領域における漢方治療 今津嘉宏 ほか
要旨
外科領域で、漢方治療を行う時に患者の状態を把握する場合、漢方医学による診断が必要となる。漢方医学の診断には、日本伝統医学の理論を理解する必要があり、専門的な知識が要求される。しかし、Performance status(PS)を用いることで、患者の状態を把握し漢方診断を行うことが可能となる。PSの診断に合わせて、補中益気湯、六君子湯、十全大補湯、人参養栄湯を使い分けることが重要となる。外科領域と漢方治療は親和性が高く、漢方薬の基礎研究が進み科学的な解明が行われる。PSによる評価を活用し漢方薬をより使いやすくするポイントを解説する。