健康を管理するためには、「食事」が基本です。栄養管理によって、子どもから働く人の体作りまで、そして、いつまでも若さを保つための食生活をしっかりと支えていくことが大切です。当クリニックでは、健康な体を作るお手伝いを させていただきます。
「がん」の予防、「がん」にかかった時、「がん」の再発対策、など食事について考えることは、大切なことです。人は、呼吸をして水分を補給することで、命をつないでいます。この命に栄養を与えるのが食事です。食事は、喜びであり、楽しみでもあります。食事をおろそかにすることは、健康をおろそかにすることにつながります。
巷では、「がん」に「乳製品」「肉」「化学調味料」「保存食」などが悪いと言われています。「
癌と臨床栄養」には、様々な疑問を科学的根拠をもとに説明がされています。一時的な流行や少ないエビデンスによる「食事」の選び方は、長い目で見ると間違った方法であったり、見当違いなやり方であったりしますので、注意が必要です。また、「健康食品」「サプリメント」など、安易な気持ちで使われている場合、「
がんの補完代替療法 クリニカルエビデンス」を参考にされると、良いでしょう。また
、厚生労働省の「統合医療」情報発信サイトも参考になります。
では、「食事」の基本は、というと、①食事をする時間、②食事の食べ方、そして、③食事の内容です。誰でも食事内容に目を奪われがちですが、①
時間栄養学から1日の内でいつ食べるのかを考える必要があります。また、②食材を食べる順序や食べ方など、食事の仕方も重要になります。最後に③食事の内容を考えることで、全体のバランスがとれた食生活を送ることができます。1日に
必要なエネルギーは、身長、体重、年齢、性別で計算することができます。そして、体の状態にあわせて、三大栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物)の割合を考えていきます。
これまでに元東京都済生会中央病院NST委員長、元慶應義塾大学病院NST委員、現在は、日本静脈経腸栄養学会 Total Nutrition Therapy Project 首都圏TNT研修会世話人・講師として活動をしております。
栄養相談・料理教室は、15:00 ~ 16:00 にさせていただきます。
*NST : Nutrition Support Team 栄養サポートチーム
栄養管理にはチーム・アプローチが有効で、不十分な栄養管理を補い、不必要な合併症を防ぐことができる。栄養サポートチーム(NST)は横断的な多職種によるチーム医療を行うもので、各専門分野の視点で理想的な機能が期待できる。