外科

  • 日本東洋医学会 指導医、専門医
  • 日本外科学会 認定医、専門医
  • 日本胸部外科 認定医
  • 日本消化器病学会 専門医
  • 日本消化器内視鏡学会 専門医、指導医
  • 日本がん治療認定医機構 認定医
  • 日本医師会認定 産業医、健康スポーツ医
  • 身体障害者福祉法指定医(ぼうこう又は直腸機能障害、小腸機能障害)
写真:院内

「外から診る」

 外科であつかう病気は、「メス」を使う病気ばかりではありません。外科にしか診られない病気はたくさんあります。頭をぶつけても、足のまき爪も、外科で診ます。外科は「頭のてっぺんから足の先まで」診ることができるのが、外科です。

外科学を慶應義塾大学で研修させていただきました。小さな切りキズ、ヤケド、打撲などの処置、トゲ、イボ、タコ、魚の目、でき物などの皮膚のトラブル、捻挫、骨折、交通外傷などの整形外科まで、救急外来の研修で学んできました。また、20年以上、年間100例以上の手術を経験し、急性虫垂炎(盲腸)、そけいヘルニア(脱腸)、内痔核などから、悪性腫瘍(甲状腺がん、乳がん、肺がん、胸腺腫、胃がん、小腸がん、大腸がん、直腸がん、肝臓がん、胆嚢がん、膵がん、後腹膜腫瘍など)を担当させていただきました。さまざまな病気とけがを診せていただいた経験をもとに、診療して参ります。

外科医の父から学んだこと、外科医の兄から教えてもらったこと を大切にして、診せていただきます。

*当クリニックは、患者さんの待ち時間を短縮し適切な医療を提供するために、

 予 約 制  をとらせていただいております。ご理解の程、宜しくお願いします。


「切り傷(切創)、刺し傷(刺創)、すり傷(擦過傷)」

 包丁やカッターナイフで受傷した傷は、テープでしっかりと固定する場合が多く、7〜10日で治癒します。かぎ裂きになっている傷は、組織が欠損している場合、皮膚被覆剤などを用いて治療し、1〜3週間で治癒します。

指の先などを包丁やカッターナイフで切り落とした場合、出血がひどく慌てる場合がありますが、心配いりません。料理に使うラップやアルミ箔で傷を抑えて止血します。消毒薬や軟膏をつけずに医療機関へ受診しましょう。

釘を踏んだり、トゲを刺してしまった場合は、感染することがあります。異物がないかどうか、確認すると良いので、医療機関へ受診しましょう。

すり傷は、汚れ具合や受傷箇所によって治療方法が変わってきます。汚れがひどい場合は、水道水でよく傷を洗ってから医療機関へ受診しましょう。顔や手など、傷痕が残ると目立つ箇所の場合は、皮膚被覆剤などを用いて治療します。

当クリニックでは、外傷の患者様につきまして緊急対応させて頂いておりますので、お電話( 03-6432-4976 )にてご連絡ください。


「打ち身(打撲傷)、捻挫、骨折」

 転んでぶつけた、足首をひねった、足の指が腫れた、などからだの一部を打撲したり、ねじったりすると腫れて熱を持ち、内出血を伴う場合があります。

人の体は、皮膚という丈夫な防御服に覆われ、皮下組織というショックアブソーバー(外力を吸収する仕組み)がありますので、ある程度の力には耐えることができます。しかし、小さな子どもやお年寄りは、カラダの構造が弱いため、見た目よりひどい状態になっている場合がありますので、注意が必要です。

当クリニックでは、骨折を疑った場合は、レントゲン撮影を行い診断をさせて頂きます。また、外傷の患者様につきまして緊急対応させて頂いておりますので、お電話( 03-6432-4976 )にてご連絡ください。


「魚の目、タコ、イボ」

 足の裏のできもの、魚の目、タコは、人には見えませんが、気になるものです。自分で削ったり、軟膏をつけたり、いろいろと試してみても良くならないことがあります。中心に黒い目のようなものがあるので「魚の目」と呼ばれていますが、正式には鶏眼と言います。歩き方や靴の種類によって、足の裏に負担がかかり、できてしまう「タコ」など、当クリニックでは、日本外科学会専門医として、それぞれの患者さんに合った治療法を考えていきます。

イボは、顔や首など、ゴマ粒のように小さな突起がいくつもできることがあります。中には、ニキビや5〜10mmぐらいの大きさに膨らむ粉瘤など、皮膚に起こるトラブルは様々です。軟膏を塗るだけで治るものから、液体窒素処置が必要なもの、切開して内容を取り除く必要があるもの、など治療法は様々です。当クリニックでは、日本外科学会専門医として、それぞれの患者さんに合った治療法を考えていきます。


「爪のトラブル、瘭疽(ひょうそ)、陥入爪(かんにゅうそう)」

 手の爪に起こるトラブルに、「瘭疽(ひょうそ)」があります。「瘭疽(ひょうそ)」は、爪周囲炎とも呼ばれる病期で、爪の周囲が紅く腫れ痛みを伴います。ささくれから「瘭疽(ひょうそ)」になることもあり、治療が必要です。

足の爪に起こるトラブルに、「陥入爪(かんにゅうそう)」があります。爪の周囲が紅く腫れて痛みを伴います。外科的治療が必要です。当クリニックでは、日本外科学会専門医として、それぞれの患者さんに合った治療法を考えていきます。


「粉瘤(ふんりゅう)、脂肪腫(しぼうしゅ)」

 皮膚にできるしこりで受診される方に多い病気が、「あぶらのかたまり」と診断されるものです。「あぶらのかたまり」と言われる病気には2種類あります。ひとつは「粉瘤(ふんりゅう)」です。「粉瘤(ふんりゅう)」は、皮膚の潤いを保つためにある皮脂腺が目詰まりを起こし、だんだんとふくれ上がったものです。化膿して紅く腫れたり、熱を持つことがあるため、外科的治療が必要になることがあります。

もうひとつは、「脂肪腫(しぼうしゅ)」です。「粉瘤(粉瘤)」は皮膚の病気でしたが、「脂肪腫(しぼうしゅ)」は皮膚の下にある皮下脂肪にできる病気です(ごく稀に、筋肉の間にもできることがあります)。症状はなく、悪い病気ではないので経過観察することが多い病気です。何年もかけて大きくなってくる場合などは、外科的治療が必要になります。当クリニックでは、日本外科学会専門医として、それぞれの患者さんに合った治療法を考えていきます。


「そけいヘルニア(脱腸)」

 足の付け根に膨らみができたとき、「そけいヘルニア(脱腸)」を考える必要があります。足の付け根のことを解剖学では、鼠径(そけい)部と呼びます。鼠径(そけい)とは、ネズミが通る道という意味です。お母さんのお腹にいるとき、お腹の中にあったものが、体の外へ降りてくるときに通るトンネルが鼠径(そけい)です。ヘルニアとは、突出すると言う意味です。鼠径(そけい)は筋肉を鍛えても弱い部分なので、小さな子どもや妊娠・出産などを契機に飛び出ることがあります。 「そけいヘルニア(脱腸)」は、緊急手術になる場合があります。そけいヘルニア嵌頓(かんとん)と言い、お腹の中のものが「そけいヘルニア」のために飛び出て戻らなくなり、痛み、内容物が血流障害を起こしてしまう場合があるため、緊急手術となります。

ヘルニアバンドを使われている方がいらっしゃいますが、お腹の中からでてくる病気ですので、体の外から抑えても治ることはありません。手術になった場合、癒着が強いことがありますので、医療機関で相談されると良いでしょう。

足の付け根の膨らみは、「そけいヘルニア(脱腸)」だけでなく、リンパ節が腫れている場合もありますので、ご心配な方は、医療機関を受診されることをお勧めします。当クリニックでは、日本外科学会専門医として、それぞれの患者さんに合った治療法を考えていきます。外科的治療が必要な場合は、関連施設をご紹介させて頂きます。


「下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)」

 職業が立ち仕事の人や妊娠・出産を経験された人が、かかりやすい病気です。心臓がポンプの役割をはたし血液がからだ中を回っています。しかし、心臓から一番離れた場所である足の血液は、重力に逆らって心臓へ戻らなくてはなりません。足の血液はとどこおりやすく、うっ滞します。

とくに職業柄、立ち仕事の人や妊娠・出産を経験された人は、足の血液がたまり、血管が拡張してしまいます。この結果、血管(静脈)がこぶ(瘤)になることから静脈瘤(じょうみゃくりゅう)になります。 「下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)」は、血管(静脈)に血液がたまるために起こる病気ですが、足のだるさや浮腫、皮膚の色素沈着の原因となります。当クリニックでは、日本外科学会専門医として、それぞれの患者さんに合った治療法を考えていきます。外科的治療が必要な場合は、関連施設をご紹介させて頂きます。

診療内容

  • すりキズ、切りキズ、ヤケド、打撲などの外傷
  • 甲状腺疾患(甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、橋本病、バセドウ氏病など
  • 乳腺疾患(乳腺症、乳腺炎、乳腺腺腫、乳がんなど)
  • そけいヘルニア(外鼠径ヘルニア、内鼠径ヘルニア、大腿ヘルニアなど)
  • 下肢静脈瘤
  • 陥入爪(まきづめ)
  • 粉瘤、脂肪腫など
  • 手術後の処置、栄養指導、生活指導など術前・術後の体調管理
  • 救急・救命医療
  • その他

*緊急対応が必要と判断された場合は、関連医療機関へ転送させていただきます。