『漢方 保険診療』 漢方薬(煎じ薬、エキス剤など)は保険適応です。
- 日本東洋医学会 指導医、専門医
- 日本外科学会 認定医、専門医
- 日本胸部外科 認定医
- 日本消化器病学会 専門医
- 日本消化器内視鏡学会 専門医、指導医
- 日本がん治療認定医機構 認定医
- 日本医師会認定 産業医、健康スポーツ医
- 身体障害者福祉法指定医(ぼうこう又は直腸機能障害、小腸機能障害)
*当クリニックは、患者さんの待ち時間を短縮し適切な医療を提供するために、
予 約 制 をとらせていただいております。ご理解の程、宜しくお願いします。
「なぜ外科医が、漢方を?」
芝大門いまづクリニックでは、ひとりの医師が、「内科、消化器内科、外科、肛門外科、放射線科、漢方腫瘍内科、漢方内科、漢方産婦人科、栄養指導、在宅医療」をおこなっています。なかには、そんなにたくさんの専門分野について本当にできるの?と思われる方もお見えだと思います。
1997年から慶應義塾大学病院 漢方クリニックで共同研究員として漢方医学を学び始めました。外科認定医だったわたしにとって、漢方医学は無限に広がる世界でした。それまで外科学で学んだ知識と経験以外に必要な医学的知識が多岐にわたっていました。
外科的治療(手術)、薬物療法(化学療法)、放射線治療といった「がん三大治療法」では治すことができない患者さん達をどうにか治したい!という気持ちからはじめた東洋医学でしたが、がん治療に関する知識と経験だけでは、漢方医学を習得することは困難でした。
そこで、人のからだを外から診る(外科学)のではなく、内から診る(内科)ことをはじめました。これがわたしの「漢方内科」です。
内科といえば、循環器、呼吸器、消化器、脳神経、内分泌など領域別の診療科になります。「漢方内科」では、領域別ではなく、人のからだを外から診てもわからない病気すべてを対象とします。 ですから、循環器、呼吸器、消化器、脳神経、内分泌など領域別の診療科ばかりでなく、さまざまな病気も対象になります。
「体調不良」の治療
大学病院で検査を受けても、専門病院で調べても、「異常がない」と診断されたが、体調不良で悩んでいる場合、血液検査、尿検査、心電図、レントゲン、超音波検査、CT検査、MRI検査などなかった時代に診断方法が進歩した漢方医学が大きな働きをします。いくつもの医療機関で診察を受けても、治療方法がない、症状が良くならない、など西洋医学では治療法が確立されていない場合、長い歴史で知識と経験によって進歩した漢方医学が大きな働きをします。
「体調不良」という症状は、本人にとってつらい、苦しいものですが、検査では異常値、異常所見として現れない場合があります。漢方医学の診察では、西洋医学にはない診察所見を重要視して、診断へ導きます。西洋医学では問題にしない様々な情報を大切にして、治療へ導きます。これが西洋医学では異常がないが、漢方医学が役に立つ理由です。
当クリニックでは、日本東洋医学会専門医、指導医として、それぞれの患者さんに合った治療法を考えていきます。漢方治療は、保険診療で行います。漢方薬(煎じ薬、エキス剤など)は保険適応です。
「胃腸の悩み」の治療
生まれつき胃腸が弱い、季節の変わり目にいつも胃腸を壊す、ストレスがかかると胃腸の調子が悪い、など「胃腸の悩み」を漢方医学の目を通して診療させていただきます。解剖学では、胃と腸は、別々の臓器です。しかし、症状から胃の病なのか、腸の病なのか、区別することが難しいものです。腑分け(解剖)を行っていなかった時代に進歩した漢方医学では、胃腸を明確に区別せず、症状と診察所見から治療方法へ導きます。
当クリニックでは、日本東洋医学会専門医、指導医として、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、指導医として、それぞれの患者さんに合った治療法を考えていきます。漢方治療は、保険診療で行います。漢方薬(煎じ薬、エキス剤など)は保険適応です。
「肌(皮膚)の悩み」の治療
肌(皮膚)は、外敵から身体を守るための大切な防御服です。太陽光線、乾燥と湿気、寒さと暑さ、など環境から大きな影響を受けます。肌(皮膚)は、体調とともに変わります。病気をすると肌(皮膚)の状態は悪くなり、ホルモンバランスの崩れ、精神的ストレス、肉体的ストレスなど、様々な原因で肌(皮膚)の状態が変わります。
肌(皮膚)の悩みは、単に外用薬(軟膏、クリーム、ローションなど)では、解決しない場合があります。内服薬(ビタミン剤やサプリメントなど)では、解決しない場合があります。漢方医学は、肌(皮膚)に症状が現れていると診断し、治療に導きます。肌、髪、爪、すべて漢方医学では、ひとつの大切な診断情報として、治療に導きます。
当クリニックでは、日本東洋医学会専門医、指導医として、それぞれの患者さんに合った治療法を考えていきます。漢方治療は、保険診療で行います。漢方薬(煎じ薬、エキス剤など)は保険適応です。
「アトピー性皮膚炎」の治療
これまで「アトピー性皮膚炎」は、いろいろな原因によって起こる病気のためアト ピー素因(体質)とバリア機能の弱さが関係すると考えられています。アトピー性皮膚炎の診断基準 1.瘙痒 2.特徴的皮疹と分布 1皮疹は湿疹病変 ・急性病変:紅斑,湿潤性紅斑,丘疹,漿液性丘疹,鱗屑,痂皮 ・慢性病変:浸潤性紅斑・苔癬化病変,痒疹,鱗屑,痂皮 2分布
・左右対側性
好発部位:前額,眼囲,口囲・口唇,耳介周囲,頸部,四肢関節部,体幹
・参考となる年齢による特徴
乳児期:頭,顔にはじまりしばしば体幹,四肢に下降.
幼小児期:頸部,四肢関節部の病変.
思春期・成人期:上半身(頭,頸,胸,背)に皮疹が強い傾向.
3.慢性・反復性経過(しばしば新旧の皮疹が混在する)
:乳児では 2 ヶ月以上,その他では 6 ヶ月以上を慢性とする.
上記 1,2,および 3 の項目を満たすものを,症状の軽重を問わずアトピー性皮膚炎と診断する.そのほかは急性あるいは慢性の湿疹とし, 年齢や経過を参考にして診断する.
除外すべき診断(合併することはある) ・接触皮膚炎・手湿疹(アトピー性皮膚炎以外の手湿疹を除外するため) ・脂漏性皮膚炎・皮膚リンパ腫 ・単純性痒疹・乾癬 ・疥癬・免疫不全による疾患 ・汗疹・膠原病(SLE,皮膚筋炎) ・魚鱗癬・ネザートン症候群 ・皮脂欠乏性湿疹
診断の参考項目 ・家族歴(気管支喘息,アレルギー性鼻炎・結膜炎,アトピー性皮膚炎) ・合併症(気管支喘息,アレルギー性鼻炎・結膜炎) ・毛孔一致性の丘疹による鳥肌様皮膚 ・血清 IgE 値の上昇
臨床型(幼小児期以降)
・四肢屈側型・痒疹型
・四肢伸側型・全身型
・小児乾燥型・これらが混在する症例も多い
・頭・頸・上胸・背型
重要な合併症 ・眼症状(白内障,網膜剝離など)・伝染性軟属腫 とくに顔面の重症例・伝染性膿痂疹 ・カポジ水痘様発疹症
「健康診断、人間ドック」の漢方医学
「健康診断、人間ドック」で健康が証明されたけれど、自分の体調に不安や心配がある場合、「健康診断、人間ドック」で異常を指摘されたけれど、誰に相談して良いか、悩んでいる場合、内科、外科を問わず、漢方医学の目を通して、問題を解決してみては、いかがでしょうか。目の異常は、眼科。耳の異常は、耳鼻咽喉科、胃の異常は内科、と部位や症状によって診療科を選んでいると何カ所も医療機関へ通院する必要があります。漢方医学では、「頭のてっぺんから、足の先まで」すべての心配事に丁寧に診察を進めていきます。
当クリニックでは、日本東洋医学会専門医、指導医として、日本外科学会専門医、日本胸部外科学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、指導医、日本がん治療認定医機構認定医、日本医師会認定 産業医として、それぞれの患者さんに合った治療法を考えていきます。漢方治療は、保険診療で行います。漢方薬(煎じ薬、エキス剤など)は保険適応です。