芝大門 いまづ クリニックからのお知らせ
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進化を続ける「がん三大治療」ー 主治医選びで大切なことは?
がんは「不治の病」ではなくなりつつある
もし、がんを告知されたら、納得のいく最善の治療を受けたい。誰もが願うことである。そのためには、患者自身もある程度の知識を持つ必要がある。もちろん治療方針を決めるのは主治医だが、相談しながら納得のいく治療を進めていくことがより良い治療を実現するための必須事項なのだ。
だとすれば、なってから調べるよりも、あらかじめ治療の選択肢やリスク、実情を知っていたほうが、最短距離で納得のいく治療に辿りつけるかもしれない。そこで、内科クリニックで「がんのセカンドオピニオン」も行っている今津嘉宏医師に、最新治療事情や治療を受ける上での心構えについて伺った。
「まず大切なのは、がんは“不治の病”ではなく、“治る病気”になったという認識を持つことです。高齢化により、がんで死亡する人は増えていますが、医学は大きく進化し、早期の『病期1』で発見されたがん全体の5年生存率も90.1%まで増加しました※。これはがんの予防や検診が発達・普及し、早期発見の確率が増えたことに加え、治療法が大きな進歩を遂げたため。ゆえに、がんをむやみに怖がらず、“治る病気”と認識して治療としっかり向き合っていくことが大切になります」
気は心。治る可能性は十分にある、と前向きに治療に臨むことが、体にも良い影響をもたらすのだ。では、治療法の進化とは具体的にどのようなことなのだろうか。
「がんがわかってから一番はじめに行うのが、病状を細かく知るための検査です。現在は、腫瘍マーカーやCT、エコー、MRI、PETなどさまざまな検査方法が登場して精度が上がったため、病状の正確な把握が可能になり、より的確な治療が可能になりました」
以前のように、開腹してみなければ本当の病状がわからないというケースも激減。最適な治療を最短距離で受けられるようになっている。では、その後に行われる三大治療やその他代替療法の最前線とはどのようなものなのだろうか。
がん治療には、主軸となる三大治療がある。手術などによる「外科治療」、抗がん剤・ホルモン剤などによる「薬物治療」、そして「放射線治療」だ。それら自体は1970年代に確立されてから変わってないが治療技術は大きく進歩し、高い効果だけでなく、できるだけ体に負担の少ない方法(低侵襲・局所療法)が登場している。
「外科治療でいえば、2〜10ミリの穴から内視鏡を体内に入れて行う内視鏡下手術や、より正確な作業を可能にした手術支援ロボット『ダヴィンチ』などが登場し、体への負担が減って入院期間も短くなっています」
最近ではこの内視鏡手術により、多くの人が最小限の傷跡で余分な体力を使うことなく回復を早めている。しかし、腹腔鏡による肝臓切除手術で死亡事故が多発した事例もあり、リスクもある。肝胆膵(肝臓・胆のう・膵臓)など立体的な臓器の切除など、腹腔鏡手術では難しいケースがあることも覚えておこう。
「薬物治療では、進行性がんに効く抗がん剤が多く登場したことで、以前は手術不能であった進行性がんの延命も可能になりました。放射線治療も、電子線、陽子線、重粒子線などさまざまな種類が登場し、健康な細胞をできる限り傷つけず、さまざまな角度からがん細胞にだけより強い放射線を照射することが可能になっています」
これらの三大治療のどれを選択するかは、がんの進行度や種類によって決まってくる。早期発見の場合やがんが原発巣に止まり転移が認められない場合は、「放射線治療」や「外科治療」によって“局所療法”が行われる(点滴などで局所的に抗がん剤治療を行う場合もある)。
しかし全身にがん細胞が広がっている場合は、「薬物治療」によって “全身療法”を行う。また、抗がん剤で全身のがん細胞を小さくしてから手術を行うといった併用治療を行う場合もある。
また最近では、これら三大治療以外にも「補完代替療法」や「免疫療法」などが話題になっている。実際の効果はどうなのだろうか。
「健康食品やサプリメント、鍼灸、アロマテラピー、栄養療法、動物療法などの補完代替療法は、あくまで補助的、代替的な存在であり、がんの治療法として正式に効果が認められているものはありません。しかし先の三大治療と併用することで効果を高めたり、治療そのものが難しい場合の緩和療法として行わる場合もあります。一方で、三大治療の効果を弱めたり、がんを悪化させるものもあるので、必ず医師の診断のもとに行うようにしましょう」
補完代替医療について、詳しくは日本緩和医療学会のホームページを参照してほしい。気になる療法があったら主治医に相談してみよう。
「免疫療法は、自分が持つ免疫の力を高めてがん細胞を減らす治療法。昨今、注目を集めている高額新薬『オプジーボ』も免疫療法の一つで、がん細胞が出す免疫抑制物質を阻害して免疫力を高める薬です。ただし、免疫療法は副作用に関して予測不能な部分もあり、こちらの医師の診断のもとに行うことが大切です」
治療法が大きく進歩している一方で、リスクがあることも忘れてはならない。むやみに恐がる必要はないが、何かあってからでは遅い。リスクを知った上で主治医を信頼し、治療を進めるのが悔いのない治療の実現につながる。
こうしたさまざまな治療から自分の病状にあった最適な選択をするには、病院・主治医選びが大切になってくる。どうすればいいのか。
「多くのがん患者さんは、名医にかかりたいと願うわけですが実際はそれがすべてではありません。日本の医療水準は高く、ガイドラインに沿って治療を行うので、基本的にはどこの病院へ行っても同様の治療が行われます。肝心なのは、自分の病状に適した治療法を担当主治医が使い慣れているかどうか。経験の豊富な医師が行うほどその治療法は有効になるので、医師にとっての得意分野かどうかを見極めましょう」
日本全国の先進医療を扱う大学病院やがんセンターなどであれば、チーム医療が行われており、多くの先生が1人の患者の治療法について検討するため、より正確な判断を期待できる。それゆえ、重視すべきは医師との相性だという。
「きちんと意思疎通ができて納得のいく状態で治療を受けることが大切なので、主治医が生理的に苦手だったり、説明がわかりづらいと感じたら、セカンドオピニオンを受けるべき。そうでなくても、より治療法に確信を持つためにセカンドオピニオンを受けることはプラスになります」
今津先生によれば、主治医が慶応大学系の病院出身であれば、東大系や慈恵医大系など、系統の違う先生を受診するのがよいそう。セカンドオピニオンは主治医の先生に言いづらいと感じる患者さんも多いようだが、都市部では当たり前になってきている。むしろ快く送り出してくれないような先生はやめたほうがいいかもしれない。
「病院にどのような設備があるかや、通いやすい病院かどうかということも重要です。名医がいるから、先進医療が受けられるからと遠い病院に通い、精神的にも肉体的にも負担がかかるようでは治療に悪影響が出てしまいます」
見落としがちだが、精神的なカバーができているかによって治り方は変わってくる。主治医や治療に対して信頼の置ける環境で、前向きに治療を向き合うことが大切なのだ。
※国立がん研究センター・プレスリリース「全がん協加盟がん専門診療施設の診断治療症例について 10年生存率初集計」2016/1/20より
https://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2016/01/20160120_01.html
文=井上真規子(verb)
月経不順、不眠、体調を崩しやすい…という人は免疫力が下がってるかも?今津先生が回答!
風邪を引いてしまったとき以外に、日頃「免疫力」について気にすることは少ないのでは? でも実は、月経不順、便秘、疲れやすさなどの体調不良から、シミやしわのない肌を作ることまで「免疫力」がキーワードなのだとか。正しい知識を身に着けて、身体の中にある「免疫力」を活性化させることで、健康的な美しさを手に入れましょ♡
―そもそも、「免疫力」とは?
免疫とは、"外敵から身体を守る力"です。人が生きていくために、生まれつき身につけている自然の力。つまり風邪ウイルスや、怪我をして傷口から侵入するバイ菌などから身体を守る力を意味します。
また、"体の中で起こる敵から自分を守る力"も意味します。例えば、がん細胞をやっつけたり、病気を治す力のことです。
まず、以下の項目でみなさんの免疫をチェックしてみてください。どれかひとつでも当てはまるようなら、あなたの免疫力は低下しているかもしれません
【免疫チェック】
免疫力が低下するとどうなる? 低下の原因は?
―その免疫力が低下すると、どんな症状が起きるのでしょう?
免疫力は携帯電話の充電に似ている。電池が切れると、体調を崩し寝込んでしまうことも
免疫力は、携帯電話の充電に似ています。充電が十分あれば、電池切れを心配することなく携帯電話を使えるように、風邪やガンを心配して毎日を生活する必要はありません。
しかし、徐々に電池が減ってくると携帯電話をいつまで使えるか心配になるように、風邪をひいたり、ガンなどの病気になることが心配になってきます。そして、携帯電話の電池が切れるように、免疫力が低下すると病気になり、寝込んでしまうことがあります。
その電池が切れて、免疫力が低下したときに起こる症状は様々です。例えば、お腹が減ってイライラする人、元気が無くなる人、やる気がなくなる人など。また、免疫は肉体的な負担や精神的な負担を和らげるように働くので、免疫力がないと疲れやすく、病気がちになったり、月経が不順になったり、精神を病んでしまうなどの症状が起こります。健康で元気な毎日を過ごすためにも、免疫力を上げておく必要があります。
―病気にならないように守ってくれる免疫力。20代、30代の女性の日常生活で、そんな免疫力を低下させてしまう原因は?
働き盛りの20代、30代は、人生の中で肉体的にも精神的にも最も活動的な時期です。病気のことなど忘れてしまっているかもしれません。しかし、ちょっとした生活習慣が免疫力を低下させている危険性があります。
衣食住に分けて考えてみましょう。
①「衣」
ファッションは、自分を表現するために大切な要素です。しかし、衣服は、あなた自身の体を守る防御服。機能性や防御性に劣っていては、知らないうちに免疫力を低下させているかもしれません。例えば、身体をギュッと締めつける服は、常に神経を刺激し交感神経を興奮させてしまいます。すると肉体的にも精神的にも休まることがなく、知らないうちにエネルギーを消耗させてしまい、免疫力を低下させてしまいます。
②「食」
三大栄養素であるタンパク質、脂質、炭水化物は、健康な人ではそれぞれ20%、30%、50%の割合でとることが大切です。最近はやりの炭水化物を抜いたダイエットをすると、この健康のための黄金比が崩れ、体のバランスを崩す原因となります。知らないうちに体の中で栄養のバランスを崩すことで、肉体的にも精神的にもバランスを崩してしまい、免疫力を低下させてしまいます。
③「住」
質の良い睡眠がとれる部屋をコーディネートすることが大切です。特に女性は、良い睡眠をとることで肌や髪の艶が良くなるホルモンが分泌されるので、睡眠の質にこだわる必要があります。このホルモンが分泌されるのは、「物音がしても、死んだように寝ている」と言われる、深い眠りの状態のノンレム睡眠の時だけ。そのためには、睡眠時は部屋の中を真っ暗にして脳に刺激を与えない様にする必要があります。部屋の窓には、必ず100%遮光ができるようなカーテンを付けることをお勧めします。睡眠の質が悪いと知らないうちに脳の働きを悪化させて、肉体的にも精神的にも能力を低下させ、免疫力も低下してしまいます。
美肌やダイエットにも。免疫力を活性化させるポイント
―免疫力を高めることでおこる、美容効果を教えてください。
シミやしわのできにくい肌を作ってくれる。若返りの秘訣は免疫力にあり
免疫力は、小さなキズを治すときにも力を発揮しますので、傷痕が残りにくくなり、キレイな肌を保ってくれます。そして、細胞の新陳代謝にも関係しますので、シミやしわのできにくい肌を作るなど、肌の若返りの秘訣は、免疫力にあるわけです。
また、つねに免疫力を活性化しながらダイエットをすることで、誰が見てもキレイに痩せるダイエットが出来るようになります。では、免疫力を活性化しながら痩せるとは、どうすればいいのか、ですが、あなたが選んだダイエット法で、便通が毎日良いとしたら、それはキレイに痩せることができる方法だと考えていいでしょう。便通で腸内環境がわかります。毎日、バナナのような便が出て腸内環境が整っているとき、免疫力も活性化されていると考えて良いでしょう。
―免疫力を高めるための生活習慣を教えてください。
免疫力を上げるには「体温」を高く保つこと。そのためには「筋肉」を動かすことが大切
免疫力を活性化するために重要なのが「体温」です。女性は2週間ごとに体温が変化します。そして、人の体は体温の変化によって体調が変化します。正常な体温は「36.5℃±1℃」と言われており、35.5℃以下になると体は機能が低下します。37.5℃以上になると脳の機能が低下します。つまり、人には適温がありますが、その差はほんの僅かだということです。この体温をできる限り高く保つことが、免疫力を活性化するポイントです。体温を高く保つためには、熱を発生する必要があるのですが、一番簡単な方法は、筋肉を動かすことです。そのためには深呼吸をすることが一番簡単です。体の中で一番大きな筋肉である横隔膜を動かせば、簡単に体温を上げることができます。そこで、オススメの深呼吸方法がこちら。
【免疫力を活性化! 仕事をしながらできる深呼吸】
ゆっくりと鼻から空気を胸一杯に吸い込んでください。そして、十分に空気を吸い込んだら、数秒息を止めます。そして、今度はゆっくりと口から空気を吐き出していきます。これを3〜4回を1セットとして、1日に3〜4セット繰り返すことで、横隔膜を自然と動かして体温を上げることが出来るようになります。
今津先生が回答! 注意したいよくある生活習慣&症状Q&A
Q 寝る前には必ずスマホをチェックしています。
A スマートフォンの光は睡眠のスイッチをオフにする。就寝時と起床時で、うまく活用を!
「目の奥にある脳に睡眠の中枢があり、目から入る光の刺激によって睡眠のスイッチがオフになり、人は覚醒します。つまり、寝る前にスマートフォンを見ていると、睡眠のスイッチをオフにする刺激が加わるため、なかなか眠ることができず脳が興奮した状態となり、質の良い睡眠の妨げになります。
逆に、朝起きてからスマートフォンを見ると睡眠のスイッチをオフにする刺激が加わりますので、うまく活用することで睡眠のリズムを作ることができます」
Q 1日中デスクワークをしています。
A 首から肩甲骨周囲を動かすと、体が温まり、血の巡りがよくなります。
「デスクワークをしていると、長時間飛行機に乗っているときと同じように、足に血液がたまり、浮腫んだりだるくなったりします。足ばかりか背中や腰もひどく疲れてしまいます。これが原因で肩こりや頭痛になる方も多くいます。
デスクワークを1日されている方は、定期的に体を動かすようにするといいでしょう。熱を発生させる褐色脂肪細胞を刺激して、体温を上げ、血の巡りを良くしましょう。この褐色脂肪細胞は、首から肩甲骨周囲に存在しますので、首をゆっくりと回して、肩甲骨を動かすことを意識して両手をゆっくりと回すと良いでしょう」
Q 時間がないので、いつも朝食抜きです。
A 朝食にバランスの良い食事をすることが、免疫力を上げるポイントです。
「朝ごはんが1日のうちで一番、太りづらく、ダイエットのためには大切な食事です。昼食や夕食と同じカロリーをとっても、朝ごはんは血となり肉となってくれます。朝ごはんにバランスの良い食事をすることが、免疫力を上げるポイントになります」
Q いつもお風呂はシャワーのみで済ませています。
A 42℃以下で5分の入浴は、身体を芯から温め、免疫力を上げてくれます。
「シャワーを浴びれば、体の汚れを落とすことができますが、心の汚れまでは落としてくれません。疲れた心を癒すためには、5分でいいのでお風呂に入ってみてはいかがでしょう。42℃以下で5分の入浴は、体を芯から温めてくれます。体温を上げることで体の代謝が上がるだけでなく、身も心も癒やしてくれます。もちろん、免疫力も上げてくれますよ」
Q 寝るのはいつも深夜になってしまいます。
A 睡眠リズムを整えるには、どんな時間に寝ても「朝起きる時間」を一定に保つことがオススメ。
「日本人の平均睡眠時間は、7時間42分と言われていますが、多忙な読者のみなさんにとって、なかなか難しい目標かもしれません。
睡眠時間が取れない人には、起きる時間を決めることをオススメします。どんな時間に寝ても、かならず起きる時間を一定に保つことで体のリズムを崩さずに生活することが出来るようになります。実は、人の体内時計は25時間をサイクルに設定されていますので、24時間の生活では、自然にリズムが狂っていきます。この自然のリズムとの調整をしているのが、朝、起きたときになります。つまり、睡眠は起きた時間が基本で、寝る時間が基本ではないのです」
Q 最近疲れやすく、1年に何度も体調を崩しています。
A 1日のうち、最も体温が低いのが朝一番。体温よりも高い白湯を胃に入れ、免疫力の活性化を。
「朝、起きたときに、一杯の白湯を飲むことをオススメします。
体温が免疫力のバロメーターだというお話しをしました。1日のうちで体温が最も下がっているのが、朝起きたときなのです。この朝一番に、体温よりも高い温度の白湯を胃に入れることで、簡単に体温を上げることができます。最も低い朝の体温を上げることで、その日1日、高い体温で過ごすことが出来るようになります。つまり、体温が高いことは免疫力が活性化されていることですから、疲れにくく、風邪を引きにくい体に整えてくれます」
Q 寝つきが悪く、夜中に何度か目が覚めます。
A 体温が高くなると、入眠がスムーズに。就寝前の白湯で体を温めることがオススメ。
「寝る前にちょっと高めの白湯を飲むことをお勧めします。
1日のうちで体温が最も高くなるのが寝るときです。体温が高くなると入眠がスムーズになります。年を重ねると体温が低くなり、寝る前に体温が上がらなくなり、睡眠も悪くなりがちです。
寝る前の少し高めの白湯は、カラダの芯から温めてくれ、質の良い睡眠へ導いてくれます」
―最後に、読者へメッセージをお願いします。
女性が人として輝くためには、表面だけでなく内面から輝く必要があります。そのためには、体温を上げて免疫力を活性化することが大切です。
手軽に毎日できる習慣を身につけることで、内面から明るく健康的で元気な体を作ることができます。ぜひ、すばらしい人生を過ごしてくださいね、応援しています!
家の光 2017年7月号
第1別冊付録/夏の暑さを元気に乗りきる! 衣・食・住・農作業の知恵袋
近年、夏は毎年のように猛暑になり、熱中症で搬送される人が続出したり、高齢者が自宅で熱中症になったりするため、暑さ対策は重要度を増しています。さらに、農作業中の暑さ対策も必要不可欠です。
そこで、夏の暑さを和らげる調味料別の料理レシピをはじめとした、衣・食・住のアイデアと、農作業中の熱中症や日焼け対策などを併せて紹介します。
宝島社「リンネル」August 2017 P.138~141
「温め部の夏じたく」冬でも夏でも冷えを感じる女性が多い現代社会。どうして年齢とともに冷えを感じやすくなるの?女性ばかりが、夏でも寒がっているのはなぜ?そんな疑問を解消するとともに、冷え対策を進めましょう。
あなたの何冷え?「冷え体質 チェックテスト」
体質によって、冷えの原因も冷える場所も変わります。体型をベースに、あてはまる項目が多い体質を選んで、対策してみて。
チェックテストA
□ 少食気味
□ 油ものよりさっぱりした物を好む
□ サラダ、アイス、冷たい飲み物を多くとる
□ ストレスに弱い
□ 肌は乾燥していて、色白
□ 朝、顔がむくむ
□ 全体に冷える
□ 冷や汗が出る
□ 人より痩せているタイプだ
□ 便秘、もしくはすぐ下痢する
□ 寝つきは悪く、寝ると起きられなくなる
□ 風邪を引きやすい
□ 入浴よりもシャワーが多い
チェックテストB
□ 朝食は食べない
□ 魚より肉が多い
□ ストレスには強いほうだ
□ しみ、くすみがあったり、顔色が悪い
□ 乾燥肌、もしくは吹き出物が多い
□ 手足が冷える
□ 額に汗をかく
□ 体型は中肉中背だ
□ 便秘がち
□ 朝起きる時間がまちまち
□ 眠りが浅い、目が覚めやすい、夢をよくみる
□ イライラしがち
□ 夜になると疲れがたまりやすい
チェックテストC
□ 油ものや炭水化物の食事が多い
□ 朝食を抜きがち
□ 夜遅い時間にしっかり食べる
□ 食べることが好き
□ 赤ら顔
□ 肌は皮脂や汗で湿っている
□ 夕方足がむくむ
□ 下半身が冷える
□ 人よりぽっちゃりなタイプだ
□ 首から上は汗をかきやすい
□ 睡眠時間はよくとれている
□ いくらでも寝られる
□ 性格はポジティブなほうだ
内臓冷えタイプ
痩せていることがからもわかるように、エネルギーが不足しているのがこのタイプ。血流も悪いので、顔色は白く、いかにもはかなげな様子です。お風呂や食事で体温をあげて、体力をつけること。
末端冷えタイプ
ストレスを感じやすく、ホルモンバランスが乱れがちなタイプ。それによって末端の血流が悪くなって、手足が冷えています。食欲はありますが、胃腸の働きはあまりよくなく、体格は中肉中背です。
下半身冷えタイプ
皮下脂肪が多く、下半身が冷えやすいタイプ。ストレスは少なめで、明るく元気ですが、筋肉が少ないので冷えやすくなります。下半身を温めることで、内臓の働きがよくなって、代謝があがります。
全タイプ共通「体温をあげる生活習慣」
食事と呼吸という毎日欠かせない活動にも、体温を上げるための工夫が隠されています。どのタイプにも当てはまるので、毎日の習慣としてスタートさせましょう。
朝、白湯をまず飲む、よく噛んで食べる、鼻からゆっくり吸って口から出す呼吸法
体質別にアプローチ夏冷えに効く薬膳
鶏粥、マグロのステーキ アボガド添え、ニラとえびの水餃子、鮭のリエット
東方医学 Vol.33 No.1 2017 P.19~24
「伝統医学と現代医療による融合診療」
2017(平成29)年2月26日 第34回日本東方医学会学術大会 シンポジウム「伝統医療と現代医療による融合診療」(お茶の水ソラシティーカンファレンスセンター)の講演内容が、まとめられました。
第3回(6/15) successful aging③ 『がん』とうまく付き合いながら送る暮らしのすすめ
2人に1人が、「がん」になる今。もし、家族や友人が、「がん」になったら、もし、自分が「がん」と言われてしまったら、どうすれば良いのでしょうか?「がん」の基本的な知識と最先端医療まで、みなさんの疑問にお答えします。そして「がん」とうまく付き合いながら生活することを考えてみましょう。
週刊朝日 6月23日特大号 第122巻第31号通巻5444号 P.162~165
即効性アリ! ドラッグストアで買える!
「仕事に効く漢方」に取材記事が掲載されました。
①昇進試験やプレゼン前、ここ一番でがんばりたい「補中益気湯」
②今年は猛暑の予想。外回りで夏ばてが心配「清暑益気湯」
③大事な会議で極度に緊張。落ち着きたい「半夏瀉心湯、柴胡桂枝湯」
④通勤中にトイレに駆け込む・・・お腹の調子を整えたい、出張時の便秘や下痢「大建中湯、半夏瀉心湯」
⑤避けられない夜の付き合い。飲み過ぎを防止し、二日酔いは軽減したい「黄連解毒湯、語例さん」
⑥職場でトラブル発生!イライラを鎮めたい「抑肝散、抑肝散加陳皮半夏」
⑦プチうつ?不安や不眠をとりさるには「加味帰脾湯、半夏厚朴湯」
⑧PCやスマホの長時間使用。つらい肩こり、目の疲れ解消に「葛根湯、桂枝加朮附湯」
第2回 (6/8) successful aging② イザ!というときのために。医療との普段付き合いのすすめ
北里大学薬学部にて、開催します。当日参加も受け付けておりますので、ご参加ください。
テレビにあふれる「名医が教える病気」などの話題、私たちは本当に正しく医療を利用できるでしょうか?そんな時のためにこそ、日頃の健康管理がモノを言います。日頃の健康管理はどんな医者や医療職に頼ればいいのでしょうか。また、山のような薬を毎日飲んでいる方、健康に良かれとサプリをたくさん利用している方、心配になりませんか?みなさんが日頃飲んでいる「くすり」の常識、非常識を考えてみましょう。
講師:今津嘉宏
暑さを乗り切り「夏バテ」にならないようにするには、普段の生活習慣を見直すことが重要です。
効果的な食事方法や簡単な運動法をお伝えいたします。またこの時期に重要な「免疫力」の高め方についてもお話します。
書籍販売・サイン会
●日時:7月9日(日)午前11時~午後12時30分
●受講料:3,240円
●講師:今津嘉宏(芝大門いまづクリニック院長)
協力:ワニブックス
からだケアナビ 2017.5.26
日本で古くから受け継がれてきた「甘酒」。冬に体を温めるという効果はご存じの方も多いと思いますが、栄養豊富なことから「飲む点滴」ともいわれ、江戸時代には夏バテ予防に夏の風物詩として親しまれていました。そんな甘酒の健康効果について、基礎知識や健康に役立てる上手な飲み方を、芝大門いまづクリニック院長の今津嘉宏さんにお聞きしました。