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芝大門 いまづ クリニックからのお知らせ

「7時間睡眠」が一番長生きする!

sunday_16_1_1_27香取慎吾
 あなたは朝起きた時、スッキリとした目覚めだろうか。日本の社会はどんどん眠らなくなっている傾向にあり、日本人の5人に1人が睡眠に関する問題を抱えているという。調子を崩しやすい春に、睡眠の"時間と質"の見直しを。耳寄りな「食」健康法も紹介する。

 衝撃的な統計だ。100万人以上を対象としたアメリカのデータでは、睡眠時間が7時間台の人が一番長生きであるという(図1)。短い睡眠時間だと寿命が短く、長い睡眠時間だとさらに寿命が短くなる。
 平均的な睡眠時間(7〜8時間)と比べると、それより少ない5時間未満の人は糖尿病になる確率が2倍以上、逆に9時間以上寝ている人は1・8倍ほど糖尿病になりやすいという調査もある。体重や胴回り、体脂肪も、睡眠時間が平均より短くても長くても増加するという。

 ◆睡眠と免疫力の関係

 芝大門いまづクリニックの今津嘉宏医師は「寝不足と寝過ぎは免疫力を低下させる」と、病状のみではなく、睡眠を含めたその人を取り巻く環境も指導する。
「睡眠とは、医学的にいうと"繰り返し意識を失う"状態です。深い睡眠には、体と頭のスイッチを完全にオフにして休息し、重要な情報を定着させたり、整理整頓したりする機能があります。筋肉や骨などの再生や修復を担う成長ホルモンの分泌も促します。抗がん作用があることで知られるインターフェロン6(異物に反応して細胞が分泌するたんぱく質)の分泌も、睡眠によって活性化されます。がん患者は"寝ないとがんが悪化してしまう"といえますね。しかし、がんに関しては睡眠時間が短いほうが発生率が少ないというデータがある。実は生命全体で考えると、質の悪い睡眠を長くとるほうが体に悪いのです」
 総務省統計局の社会生活基本調査(2011年)によると、日本人の平均睡眠時間は1日7時間42分。これは赤ちゃんから高齢者までの平均睡眠時間で、年代別には85歳以上が9時間40分ともっとも長い数字だった。にもかかわらず、今津医師のもとには「眠れない」と訴える高齢者の患者が増えてきているという。
「おそらく高齢者は実際に寝ている時間ではなく、ベッドにいる時間なのでしょう。年をとるほど中途覚醒(途中で目が覚めてしまうこと)が増え、"ちゃんと寝た感じ"が得られにくい。自己判断で市販の睡眠薬を安易に使用し、眠る時間を多くとっても、ますます寝た気がしない。長寿とされる100歳以上の人たちに『よく眠れていますか?』と質問すると、『よく眠れる』と答える傾向にあります。『眠れる、眠れない』というのは感覚的なものですから、長寿の人がよく眠れると感じるのは、質の良い睡眠―深い眠りをとっている証拠だと思います」(今津医師)
 健康な学生を対象に、深い睡眠に入りそうになると音を鳴らすなどして「睡眠の質を低下させる実験」が行われた。たった3日間深い睡眠をとらなかっただけで、インスリン感受性が低下し、なんと糖尿病が発生してしまったという。
「睡眠は、時間よりも質。長い睡眠時間が必ずしも健康につながるわけではないのです」(同)

2017(平成29)年3月21日(火)休診

2017(平成29)年3月21日(火)は、休診とさせていただきます。

週刊朝日 3・24 増大号

朝日新聞出版「週刊朝日」3月24日増大号 第122巻第15号通巻5429号 P.67~71

呼吸を変えれば、カラダもココロも軽くなる「健康寿命を延ばす呼吸法」

一生の中でもっとも回数の多い動作が「呼吸」だろう。近年、その呼吸が悪いと、心身にさまざまな問題を引き起こすことがわかってきた。あれこれ健康法を試すより、まずは呼吸法を変えることから始めて見てはどうだろうか。

歯周病や口臭の原因、フェイスラインも垂れてくる・・・口呼吸は今すぐやめなさい!更年期の女性や子どもも注意!睡眠時無呼吸症候群 羽生選手で注目!超高性能マスクのスゴイ健康効果

日本の美肌ドリンク「甘酒」 効果的な飲み方は

1.1

 甘酒は昔から受け継がれてきた伝統的な飲み物。健康にいいといわれていたが、近年、甘酒に含まれる成分が目のクマなどを改善し、美肌にいい効果が報告されています。そんな甘酒の健康効果をご紹介します。

■美肌に効果あり 目のクマ、ニキビ肌も改善

 甘酒の起源は中国。日本では『日本書紀』に、甘酒のルーツとなるものの記述が残っている。江戸時代は夏バテ予防に甘酒がいいとされ、夏の飲み物として飲まれていた、伝統的な発酵食品だ。甘酒はもち米を、「米こうじ」もしくは「酒かす」などで発酵させて作る。主な栄養素は、ビタミンB群、アミノ酸、ブドウ糖、オリゴ糖で、栄養が豊富なことから、“飲む点滴”ともいわれる。また、こうじを使用した甘酒には、数種類のジペプチドや、抗酸化作用のあるエルゴチオネインが含まれているという報告もある。

 近年の研究では、美容に効果があることがわかってきた。美容成分などに詳しい東京工科大学の前田憲寿教授は、「米こうじと酒かすの両方を使用した甘酒を継続して飲むことで、皮膚の表面温度が上昇し、目の下のクマが改善した。皮脂の抑制効果も確認できており、ニキビを減らすなどの美肌効果も期待できる」と説明する。さらに、森永製菓の健康事業本部研究開発部の川上晋平さんは「甘酒を含むエサを食べたマウスのふん便小腸内容物を分析した結果、粘膜を構成する成分の一つ、ムチンの量が増加した。腸内環境を改善する可能性があると考えている」と話す。

 自身も甘酒を愛飲しているという芝大門 いまづクリニックの今津嘉宏院長は、「甘酒は三大栄養素のたんぱく質、脂質、炭水化物がバランスよく含まれる。体の調子が悪いときの栄養補給としてもお薦めです」という。

■甘酒を効かせる飲み方は1日2杯

 甘酒の健康効果を効かせるには、1日2杯、朝と晩に毎日飲むのがお薦め。「甘酒は栄養価が高く、バランスのとれた飲み物なので、一年を通して風邪予防にも最適です。近年の研究で、酒かすに多く含まれる清酒酵母が、アデノシンA2A受容体を活発にし、睡眠の質を改善することが報告されています」(今津院長)

【甘酒の健康トリビア】

 「飲む点滴」といわれるほど栄養価が高い甘酒。現在では美容効果に期待が高まり、スーパーフードとして、さらに注目が集まっており、自販機でも購入できるほどの人気商品になった。もち米、米こうじ、酒かすで作る甘酒のトリビアをご紹介。

■アルコール有無は材料で決まる

 甘酒には「酒かすで作る甘酒」と「米こうじで作る甘酒」、「酒かすと米こうじをブレンドしてつくる甘酒」がある。酒かすにはアルコールが含まれているので、酒かす入りの甘酒には微量のアルコールが含まれているが、米こうじでつくる甘酒にはアルコールは含まれていない。

■低カロリーなエナジードリンク

 米こうじの甘酒のカロリーは、おおよそ100ml当たり81kcal。一方、酒かすの甘酒は、これに砂糖を加えるので砂糖の量だけカロリーは上のせされる。アミノ酸の含有量などを考えると、一般的なエナジードリンク(200kcal)よりもカロリーは控えめ。

■江戸時代は夏バテ予防に飲まれた“夏の飲み物”だった

 お正月の神社の境内などでふるまわれる甘酒は、温めて飲む冬の飲み物というイメージが強い。しかし、江戸時代は夏バテ防止の飲み物だった。甘酒売りが売り歩く姿は夏の風物詩として、「甘酒」は俳句の夏の季語となっている。

■最近はコンビニでもカンタンに手に入る

 幅広い年齢層に人気の甘酒。最近では、1年を通してコンビニでも販売されるようになった。酒かすと米こうじをブレンドしたタイプやショウガ入りのものなど種類もさまざま。缶入りのほかにフリーズドライタイプもあり保存・携帯に便利。

【炊飯器でOK 米こうじを使った甘酒の作り方】

 
 

1.もち米を洗米した後、400mlの水を入れて30分、水浸させてから炊く。炊き上がったら、しゃもじで混ぜながら冷ましていく。

2.炊き上がったもち米を55~60度ぐらいまで冷ます。米こうじ(乾燥米こうじでも可)をバラバラにほぐしながら、炊飯器に入れる。

3.もち米とほぐした米こうじをまんべんなく混ぜ合わせる。表面を平らにならした後、炊飯器に残りの水200mlを加える。

4.炊飯器の蓋は閉めずにぬれ布巾をかぶせ、保温スイッチをONにする。

5.ぬれ布巾をかぶせたまま7~10時間置く。こうじがなじんできたらかき混ぜ、常温に戻し、器に移して冷蔵庫で保存する。

【もっとカンタン 保温ボトルに入れるだけでできる】

1.ステンレスボトルにバラバラにほぐした米こうじ100グラムを入れる。お湯を沸かして、湯の温度を60度まで冷ましておく。こうじで甘酒を作るときのコツは、60度前後の温度を保つこと。

2.70度を超えると糖化酵素が壊れて働かなくなるので、温度には注意を。ボトルに60度のお湯を注ぎ、温度を保ちつつ、7時間置く。

【甘酒ライフを充実させる、+αレシピ】

 アルコールを含まず、美容効果が期待できる「米こうじでつくる甘酒」をベースとしたアレンジレシピをご紹介。ストレートでもおいしい甘酒に薬味をはじめ、乳製品などをプラス。常温・加熱・冷やしてもいい。

■甘酒+ショウガ(小さじ1) ショウガの成分で温め効果アップ

 ショウガにはジンゲロンとジンゲロールなどの辛味成分が含まれている。皮つきのすりおろしたショウガを加えることで、手や足の末端にある血管を開き、血流を促して体を温める。さらに、甘酒のペプチドとの相乗効果で血圧を上がりにくくする効果も期待できる。

■甘酒+豆乳(1/3カップ:約70ml) たんぱく質補給にぴったり、さっぱりとした飲み口に

 牛乳と同じくらいたんぱく質を多く含む豆乳。乳糖不耐性の人でも豆乳であれば、たんぱく質を補給することができ、大豆イソフラボンによる美肌効果も期待できる。加える場合は、砂糖を含まない無調整豆乳がお薦め。飲みやすく後味もサッパリ。

■甘酒+陳皮(ひとつまみ) 漢方でも使うミカンの皮で血の巡りを促す

 ミカンの皮を乾燥させたものを「陳皮」といい、1年以上陰干したものは生薬として使われる。陳皮に含まれるポリフェノールの一種・ヘスペリジンは、血流の改善を促す作用がある。血の巡りがよくなることで、全身を温める。

■甘酒+ヨーグルト(大さじ1) 動物性の発酵食品で整腸効果が大幅にアップ

 ヨーグルトは乳酸菌が牛乳を発酵させてつくる動物性の発酵食品。植物性の発酵食品である甘酒と組み合わせることで整腸作用が期待できる。「朝、時間がないときなど、朝食代わりにコップ1杯、甘酒ヨーグルトを飲むのがお薦め」(今津院長)

(ライター 高橋晴美、写真 鈴木正美、スタイリング タカハシユキ)

NIKKEI STYLE WOMAN SMART

日経電子版 WOMAN SMART

「日本の美肌ドリンク「甘酒」効果的な飲み方は」

甘酒は昔から受け継がれてきた伝統的な飲み物。健康にいいといわれていたが、近年、甘酒に含まれる成分が目のクマなどを改善し、美肌にいい効果が報告されています。そんな甘酒の健康効果をご紹介します。

saita [ 咲いた ] 4 April 2017

株式会社セブン&アイ出版 平成29年3月7日発行 第23巻第4号通巻343号 P.22~51

「新ヨーグルト生活」

なぜ、カラダにいいか、が丸わかり!腸に届く食べ方、教えます!

saita乳酸菌向上委員会が掲げる「腸活マニフェスト」

ゆうゆう 4月号

主婦の友社「ゆうゆう」2017年3月1日発売 第17巻第6号通巻194号 P.54~55

「甘酒ヨーグルトで美腸習慣を」

腸の衰えが不調や肌荒れ、メタボ対す津などにつながるのをご存じですか。

発酵食品であるヨーグルトと甘酒のW効果で腸内環境を整え、

健康美と痩せ体質を目指しましょう。

サンデー毎日 2017.3.12 増大号

毎日新聞出版「サンデー毎日」 2017年3月12日発行 第96巻第10号 通巻5386号 P.88~89

「衣食住を見直して免疫力を強化する」

インフルエンザやノロウイルス、風邪などの感染症から身を守るために大切なのは免疫力。ほんの少し生活習慣を変えるだけで、免疫の力を高める方法をご紹介する。

 

第34回日本東方医学会

2017(平成29)年2月26日(日)14:25〜16:55

第34回日本東方医学会シンポジウム「伝統医療と現代医療の融合」

「伝統医学と現代医学による融合診療」今津嘉宏

NHK「シブ5時」

2017(平成29)年2月23日 午後5時〜

NHK「シブ5時」